枕草子の日本三名泉とは…



枕草子の日本三名泉は、平安時代に清少納言が書いた「枕草子」百十七段に「湯は七栗の湯、 有馬の湯、玉造の湯」とあることを拠り所としている。

なお、ここでいう「枕草子」は堺本を指し、現在広く流布している三巻本には記載そのものが見られない。ただ「枕草子」は異本が極めて多く、清少納言が完成させた後、後世に訂正によって記述が削除されたものか、それとも加筆によって記述が追加されたものかを調査する術はほとんど無いということを付け加えておこう。

三名泉は一般に次の温泉を指すと言われている。
七栗の湯:三重県津市の榊原温泉のこと
有馬の湯:兵庫県神戸市の有馬温泉のこと
玉造の湯:島根県松江市の玉造温泉のこと


(2009/06/23記す)


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