国民保養温泉地とは…



国民保養温泉地とは、特定の温泉地として良好な温泉でかつ健全な周囲の自然環境を有しており、国民が温泉を保養、療養の目的で利用するのに適していると、国(環境省)から選定された場所のことである。


選定基準として次のようなものがあり、大きく分けて温泉そのものに対する条件と温泉地(周辺環境)としての条件がある。
・温泉の効能が顕著なこと
・温泉の湧出量が豊富なこと
・温泉が利用者向けに適切な温度を有していること
・温泉地の衛生環境が良いこと
・温泉地周辺の景観が良いこと
・温泉地の気候が保養地/休養地として適切なこと
・温泉地に医療、休養施設が充実していること
・温泉地への交通アクセスが便利であること
・温泉地の災害対策が安全といえること


なお、国民保養温泉地の選定は1954(昭和29)年から指定が開始されている。

国民保養温泉地の一覧は次のページにまとめた。
指定順一覧
地域順一覧



一覧に示した通り、意外なことに箱根温泉、熱海温泉、草津温泉、白浜温泉、有馬温泉といった有名どころの温泉地は含まれていない。

(2009/06/21記す)


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